2013年7月26日金曜日

8月イベント情報

8月のイベント情報ができました!

8月は、スピカ食やペルセウス座流星群、胎内星まつりと1年の中でお一番忙しい時期です。
皆様のお越しをお待ちしております。


2013年7月25日木曜日

巨大プロミネンス現る!

今日は久々に太陽が顔を出したので急いで太陽望遠鏡で撮影を試みました。実はその時気づかなかったのですが、なんと!巨大なプロミネンスが写っていました。

撮影日時    2013/07/25 14:32:40
撮影場所 胎内自然天文館 観測室
機材     CanonKissX4,
         TAKAHASHI FS-102+SolarMax90/BF3

今風で行くと、「じぇ」どころか、「じぇじぇじぇ」です。
太陽の約3分の1はありそうなので、地球36個分、約46万kmにもなります。

2013年7月22日月曜日

7月20日はアポロ11号着陸記念日でした

少しばかり過ぎてしまいましたが、1969年7月20日にアポロ11号が月面に着陸し、人類が他の天体の上に降り立った日です。(といっても、今のところ最後の事例にもなっています!)

当時、コンピューターがまだ身近にない時代に、無事着陸して地球に戻ってこれたものだと感心します。
そこで、月の写真に着陸地点を入れてみました。こんな場所だったんですね!それと、海の名前ですが、何か人生模様の名前に感じてしまいます・・・



撮影日時 2013/07/19
撮影場所 胎内自然天文館 観測室
機材   CanonKissX4, TAKAHASHI TOA-130 

2013年7月21日日曜日

24日は土星が東矩

土星が夕方、南の空に輝くようになりました。
24日は東矩です。東矩は「とうく」と読みます。下の図のようなに東矩になると、地球と太陽、および地球と土星を結んだ直線が90度で交わります。ちょうどその頃は、夕方土星が南の空に見えるので一般の人にとって観望好機です。これを過ぎると、土星は高度を下げて見づらくなっていきます。

天文館でも、梅雨の晴れ間に土星を撮影しました。せっかくなので、こんな感じに見えます。
(Adobe Flash playerが必要です)


この動画をもとに、画像処理をするとさらに細かな模様が見えるようになります。



 撮影日時 2013/07/19 19:58:42
撮影場所 胎内自然天文館 観測室
機材   CanonKissX4, TAKAHASHI TOA-130
露出   動画からRegistax処理

2013年7月17日水曜日

胎内小学校で出前授業

胎内小学校で、「わくわく科学教室」と「理科クラブ」を行ってきました。
胎内小学校は平成22年にできた新しい学校ということで、ソーラーパネルやエレベーター、オープンスペース型の教室などが設置されていることにビックリ!子どもたちはとってもあいさつがよく、元気なよい子でした!
まずは、昼休みを利用した「わくわく教室」。こちらは、にじいろしおり作りです。何枚も作る子がいて、とっても楽しそうでした。


この機会なので、廊下に天体写真を展示しました。みんな写真を見て「すごーい!」「きれい」などと言って天体に関心をもってくれました。


6時間目は、理科クラブ授業です。太陽の観測をしました。
晴れててよかった~

それと、色の三原色ということで、赤・青・黄色の絵の具を使った色染め。きれいな色に変わるのに驚き、みんな楽しんでくれました。
もう一つは、回折格子レプリカを使った分光器作り。みんな真剣に工作。できた分光器で、蛍光灯や白熱電球をのぞいて違いを確かめました。






2013年7月15日月曜日

アイソン彗星

せっかくの三連休なのに大雨で残念でしたが、幸いなことに今日の午後は久々に太陽が顔を出し望遠鏡を向けることができました。
こんな時なので、明るい話題を一つ。

今年の11・12月は大きな彗星が来ます。その名は、アイソン彗星!

 

写真は、 ハッブル宇宙望遠鏡が5月に撮影したアイソン彗星です。もう、立派な尾が伸び始めていますが、まだ木星~火星の間ぐらい(現在2.9天文単位)にいます。11月には太陽に近づき肉眼で見えるようになります。最も太陽に近づくのは(近日点)11/29で、その時は満月や金星よりも明るくなるのではないかと予想されています!天文館でも、このアイソン彗星に向けての資料を作成中です。


下の予報が、11~12月の明け方(日の出時)の予報です。


これによると、12月がもっとも明るく長い尾を引きそうです。ぜひ、期待しましょう。8月には、館内にもアイソン彗星特集の掲示をする予定なので、見に来てください。

2013年7月12日金曜日

星と蛍

 梅雨時なかなか晴れないので、ここ数日は太陽の観測も中断しています。天文館なので、なにか「光もの」がないかと考え、宇宙ではありませんが「蛍」の話題です。
 蛍と星を一緒に写真におさめるのはなかなか難しいことです。ほたるが飛ぶのは気温や湿度、時間などにも左右され、さらにそのとき快晴にならないといけないからです。

 天文館から車で10分ほどのところに、蛍がたくさん飛んでいる場所があります。

上の写真は、10秒間露出の1枚画像です。星が写っていますが、蛍がすこし写っているだけなのでちょっとさびしいです。そこで、星の写真に利用しているコンポジット(比較明合成)という手法で、17分間分の写真を重ね合わせると、こうなります。
蛍がたくさん写り、さらに星の軌跡が表れ、かなりにぎやかになりました。
ただ、夏の銀河が消えてしまったので、空だけ1枚画像にして重ね合わせたのが次の写真です。
これだと、さそり座やいて座、夏の銀河が分かります。
デジタル技術を取り入れることで表現手法が広がります。
星の写真を撮ってみたいという方は、天文館に来られた際に係に聞いてください。ご説明します。


2013年7月9日火曜日

7月11日 月と金星のランデブー


昨日が新月でしたので、月がまた夕方・西の空に帰ってきます。
金星も宵の明星として西の空に輝いるので、11日~12日は「三日月と金星のランデブー」が起こります。

まずは、7月11日の様子から
金星の左(南側)に細い月が顔を出します。
7月11日19:30 



7月12日は、月が金星よりもやや高い位置にあります。
7月12日 19:30

夕方、西の空に目を向けてください。きれいな月と金星が見られると思います。

写真は、6月12日撮影の月・水星・金星のランデブーです。こんな感じに、真っ赤に染まる西の空に見えるときれいでしょうね。



2013年7月7日日曜日

七夕

梅雨時であいにくの天気でしたが、代わりに天の川のお話です。
七夕に登場する織り姫(織女星)・彦星(牽牛星)は、夏の大三角の頂点になること座のベガ、わし座のアルタイルになります。さて、下の写真から、夏の大三角を見つけてください。



 答えは次の写真です。
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを結んで夏の大三角と呼ばれています。



  織女星(ベガ)と牽牛(アルタイル)の間には天の川が流れています。雨が降れば、天の川の水かさは増し、川を渡ることができなくなるそうです。そんな二人のために、かささぎの鳥たちは天の川の中に翼を連ねて橋となり、織姫と牽牛のもとへ渡す手助けをしてくれるのだそうです。




 今日は残念ながら雨でしたが、きっと天の川にはかささぎたちが橋を架けていることでしょうね。

2013年7月6日土曜日

月齢23の解説ビデオを作りました

7月2日にアップした月面の解説ビデオを作りました。
地球の土地に名前が付いているように、月にも様々な名前が付いています。
(Adobe Flash playerが必要です)







2013年7月4日木曜日

もうすぐ七夕ですね

7月7日は七夕です。この日は昼夜ともに開館して、七夕をお祝いしようと思います。
先月から飾っている七夕笹には、たくさんの短冊が下がっています。

かつては、五色の短冊に文字を書くとき、里芋の葉にたまった夜露をすずりに集めて、その露で墨をすり字を書いていたそうです。そういわれてみると、ハスの葉の上を転がる水玉、不思議です。これを「天の川のしずく」と考えた昔の人々はなんてすてきなんでしょう。

天文館でもせっかくの七夕なので、6,7日限定でにじ色に見えるしおり作りコーナーを設置します。無料ですので、ぜひご来館した際にはしおりを作ってお持ち帰りください。
 このしおりの星マークを通して見ると、み~んなにじ色に見えます。



2013年7月2日火曜日

月齢23の月

 月は地球の周りを27日かけて回っているので、約1週間ごとに新月→半月(上弦)→満月→半月(下弦)→新月と変化していきます。6月23日のスーパームーンから9日経ったので、今日は半月を過ぎて三日月に近づいています。この場合は、下弦の月になるので月の西側が輝いています。
こちらが、明け方撮影の月齢23の月です。


こんな月を見たい方は、7月13,14、20日の夜間観望会にご参加ください。



2013年7月1日月曜日

6/29の夜間観望会は盛況でした

6月29日の夜間観望会は幸運にも晴れ間が広がり、惑星や星雲、星団などを楽しんでもらうことができました。

この日見た天体の一部をご紹介します。次回の観望会も月明かりがないので、晴れたらこのような天体を楽しんでいただけると思います。

○金星・土星   
金星・土星ともに観望好機です。
写真は、60㎝反射望遠鏡で撮影した土星    
○二重星
写真は、アルビレックスの名前の由来にもなっているアルビレオ
青とオレンジのもっとも美しい二重星です。
○球状星団
数十万個の星の集まり(写真はM13球状星団)
60㎝反射望遠鏡で見る球状星団は大迫力でもっとも美しいですよ!

○星雲
ガスの集まりです。
写真はリング状星雲で、星が爆発した跡です。
光の速度で、2600年かかる距離にあります。

○系外銀河
我々がいる銀河系の外にある星の集団です。
写真は子持ち銀河。銀河が二つ列んだことから子持ち銀河と呼ばれています。
光の速度で3700万年かかる距離にあります。

7月胎内自然天文館イベント

今日からいよいよ7月です。
イベント案内ができましたのでご覧ください。。
特に、七夕の7/7と7/14にちは日曜でも夜間観望会を行いますのでおいでください。