2013年10月1日火曜日

9/30太陽表面の変化

久々に太陽の話題です。
9/30の5時(世界時29日20時)に、太陽で大きな現象が起きました。
太陽表面にあったダークフィラメント(表面に見えるプロミネンス)が噴出しました。
まず、事の発端になったダークフィラメントです。中央にヘビのように伸びる赤い筋です。
 撮影日時    2013/09/27 15:40:16
撮影場所 胎内自然天文館 観測室
機材   CanonKissX4, TAKAHASHI FS-102+SolarMax90/BF3


 このダークフィラメントは9/20頃から太陽の自転と共に見え始めたのですが、9/30に突如噴出して消えてしまいました。
次の画像が、この現象のすごさを物語っています。
 (c) SDO (NASA)




このフィラメントの噴出によって、コロナ質量放出(CME)が起こっています。CMEとは、太陽から宇宙空間へプラズマの塊が放出される現象です。(下の写真)

(c) SOHO (ESA & NASA)
予報では、CMEによるプラズマが3日5時(世界時2日20時)前後に地球に到達するとされています。激しい磁気嵐によるオーロラの発生や、地磁気の乱れが起こるかもしれないそうです。
詳しく知りたい方は、宇宙天気ニュースのページをご覧ください。