2013年9月27日金曜日

星の色と温度

 夜半過ぎると、冬の星々が昇ってきます。冬は明るい星が多く、20個ほどの1等星の内の7個が冬の星座にあります。

 ところで、皆さんは星に色があるのを知っていますか。よく見ると、赤や白、青と、星にも特徴があるのが分かります。そこで、冬の星を望遠鏡を使って撮影してみました。


 この図を見ると、左から順に、赤、黄色、白、青と星の色が変化しています。色の違う原因は、簡単に言えば星の温度が違うからです。星の色や温度を詳しく調べるにはスペクトルを使いますが、この写真からもだいたいの星の色と温度が分かると思います。

 太陽はふだん白くみえますが、本当はG型に属していて黄色い恒星で、寿命は約100億年あります。

 次の写真は、冬の星団を代表する「すばる(プレアデス星団)」です。この星たちは比較的若く 6千万歳と若い年齢の星たちと考えれています。色は青白く、高温の星です。このような高温で質量の多い星々は、激しい燃焼のために寿命が短く、あっという間に燃え尽きてしまうと言われています。地球がこの星にいたら、生命が誕生することもなかったのでしょうね。